薬剤師と法の関係について

法律で見る薬剤師の活躍できる場所

法治国家である日本は、多くの仕事に何かしらの“法律”が絡んできます。当然、薬剤師の仕事も多くの法律と関わっています。むしろ国家資格である薬剤師は、資格そのものが法律によって認定されていると言っても過言ではありません。

実際に「薬剤師法」という法律があります。薬剤師法は、薬剤師という資格やその仕事内容について定められている法律です。薬剤師とはいかなるとものか、というところから資格のこと、資格の取得方法、免許状など薬剤師が知っておかなければならないことが示されています。

薬剤師であるならば、また薬剤師を目指すのであれば一度は目を通しておきたい法律ですね。 また薬剤師で切っても切れない法律と言えば「薬事法」です。

薬事法は医薬品や医薬部外品などについての最も基礎的な法律であり、薬剤師の日々の業務と密接にかかわってきます。

この法律を知っておかないと、意図せずに法律違反をしてしまいかねないほど、薬剤師にとっては身近な法律なのです。逆にいえばこの法律があるからこそ、薬剤師の地位や権限が守られているとも言えます。

その他、「麻薬および向精神薬取締法」「覚せい剤取締法」「毒物及び劇物取締法」も薬剤師の業務に深くかかわっています。こうした薬物は取り扱いが厳しく、保管方法なども細かく取り決められています。

一般の人が取り扱うことは基本的には許されていません。 薬剤師には取り扱いや取り扱うための免許の取得が許可されており、これによって権限が保障されているのです。

「食品衛生法」も実は薬剤師と関わっています。 食品衛生法では食品衛生管理者を薬剤師がつとめられることが明記されており、こうした業界で薬剤師が活躍できるということの一端を担っているのです。

このほか医薬品を製造する場所、医薬品を取り扱う卸業者などにも、薬剤師の資格を有する者を配置することを定めた法律などがあります。

法律は“制限するもの”というイメージがありますが、見方を変えれば権利や存在を保障してくれるものとも言えるでしょう。関連法律を知ることで、自分の活躍できる場所をより広げられるかもしれません。